こんにちは!ぜろねこ(zero0necco280/@ray0_nya3)です。
前回、高等特別支援学校を見学してきました。あまりにも衝撃を受けることばかりで、ついつい記事にしてしまった・・・んです。
※詳しくは、「寮を設置の高等特別支援学校を見学!様子や感想、どんな事を学ぶのか」をご覧くださいませ。
一言、感想申し上げますと「実際に早く見学に来てよかった」と思いました。
「え?高校なんてまだ先の話じゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
実は、かくいう私も「中学とか高校ってまだ先の話でしょ?考えすぎはよくないよね!!」と思っておりました。お恥ずかしい・・・・。。。
ですが、とある高校へ見学へ行ったところ考えが変わりました。。
障害を持ったお子さんは「特に、支援学校の進路見学は早めにしておいたほうが良いかも」と実感したからです。
今回何故わたしがそう感じたのか?
その理由を挙げてみたいと思います。
Contents
早めに見学・進路の下調べをしたほうがいい理由
結論を箇条書きにして書いてしまいます!
- 学校によっても特徴があるので、自分の子供に合いそうか見学をすると、選択肢も増えて探しやすくなる。
- 一度見学するだけで、未来のイメージが湧きやすくなる。
- 職業訓練の風景を目の当たりにできるので、「将来どんな就職先があるのか・・」など見当をつけやすくなる
- 高等支援学校、特別支援学校高等部では高卒資格が取れない。(ただし、大学受験資格はある。)一般企業のクローズ就労を考えている場合は、通信制高校なども視野に入れていく。(まだまだ高卒資格必須の会社が多いため)
①自分の子供に合いそうか見学をすると、選択肢も増えて探しやすくなる。
「特別支援学校」とひところで言っても、「何の障害を持った人を対象にしている学校か? 」でカリキュラムがだいぶ変わってきます。
例えば、私がこの前見学に行った「高等支援学校」は、ある程度ライフスキルが自立していることが求められています。(一般企業への就職先を前提として、職業訓練を行うため、少し高めのスキルが求められることが多い)
地域に支援学校が複数ある場合は、可能限り何校か見学しておきましょう。
大学や高校を決めるときは、オープンキャンパスなどで事前に見学することもありますよね?
支援学校を選ぶときも同じです。
- 各学校の支援内容も確認・比較が出来る
- 近い将来をイメージして過ごしやすくなる
「学校をどこにするか」で生活が大きく変わりますので、ぜひ気になった学校はどんどん足を運んでみることをオススメします!
百聞は一見にしかずです。
②見学すると、小学生のうちから対策を立てやすい(伸ばした方がいいことが見えやすい)
前項と話しがつながります。
「近い将来をイメージしやすくなる」、つまり「わが子が中学・高校生になった時、どんな暮らしをするのだろう?」と、イメージしやすくなるのです。
聞けばそこは、寮を設けていて、週末には自力で地元に帰らなければいけない学校。
学校の立地もそこそこ田舎なので、公共交通機関も恵まれていない。
それを自力で来なければならない能力が必要とされる。
いや、結構ほんとにハイスペな条件が求められている学校でした。勉強になった。
— ぜろ猫(私と息子は発達障害) (@zero0necco280) August 29, 2019
こんな感じで、一度見学するだけで、未来へのイメージが湧きやすくなるので、「出来たほうがいいなぁ」と思うことも情報収集がしやすくなります。
③「将来どんな就職先があるか」、と見当をつけやすくなる
これは、前項の「未来をイメージしやすくなる」につながります。
- 高校の支援学校は、主に職業訓練をカリキュラムに設けている場合が殆ど
- 特別支援学校の高校は、実際の企業の現場に近い設備を設置していることも多い
学校・先生にもよりますが、卒業生の採用実績がある企業の情報を聞くことができます。(先生が結構ぽっとお話されることがある。)
「卒業後の進路はどんな種類があるのか?」を明確にする上でも、大きなヒントになることは間違いないです。
④高等支援学校、特別支援学校高等部では高卒資格が取れない。(ただし、大学受験資格はある。)
高等支援学校、特別支援学校・高等部では「高卒資格」を取得することが出来ません。
これを聞いて、驚かれた方も多いのではないでしょうか?
私も、実は最近まで全く知りませんでした。
「高卒資格は取れない。が、大学受験をする資格は認定される。」
ちょっと紛らわしいのですが、高卒資格はないけれど、大学を受験するのは問題無いという扱いになるそうです。
とはいえ、一般企業での雇用は「高卒以上」が必須条件であることがまだまだ多いです。
高卒資格は進路の選択肢の幅を増やすための、持っていて損はない一生モノの資格ですよね。
もし高卒資格の取得を考えるなら、通信制高校などへの入学を検討してもいいかもしれません。
発達障害を持つ場合で、高卒資格を取るなら「通信制高校」という方法も。
特に「通信制高校」は、発達障害を持った生徒が、高卒資格を得るためにはうってつけの方法です。
通信制高校は、不登校や様々な事情で学校に通うのが難しい生徒を対象に、卒業時に高卒資格を認定する学校です。
フリースクールやサポート校など、似たような学校が色々あるのでわかりにくいですよね。
私もさっぱりわからず調べたのですが、今のところ、発達障害の人が高卒資格を取りやすい学校として人気な選択肢のひとつが、「通信制高校」なのです!
ですが突然、「通信制高校」と言われても、どんな学校なのかわかりづらいですよね。
そこで、通信制高校の特徴を下にまとめてみました。
- 一年で通学する日数は数日のみ(行事や教師と面談の時が主)
- 入学試験は面接、作文が主。(学科試験も難易度が高いものではない)
- 卒業条件は3年以上在籍、その中で74単位以上習得すれば可能
- 学校によっては全国に教室があり通学しやすい
- 学費が安価(公立私立で若干の差があり)
- 自分のペースで学習できる
- メンタルケア専門の先生を配置している場合がある
など、通いやすさに重点を置いていることがわかります。
通信制高校にも、それぞれ特徴や強みがあり、選択肢の幅も広がってきている印象です。
通信制高校が決めた在学期間(学校によって異なるが、最低3年以上)に在籍し、卒業すると取得できます。
3年、4年、5年以上など、学校によって在籍できる期間が異なるので、自分の体調やペースに合った場所を選ぶのが大切です。
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将来の選択肢のひとつとして、複数の学校を比較して考えておくのもありかもしれません。
もし気になる学校があれば、資料請求や、文化祭・オープンキャンパスなどのイベント時に足を運んで確かめるのもオススメです!
まとめ
今回は、発達障害のお子さんをもつ保護者の方向けに、「お子さんが小学校のうちから、支援学校の中学・高校を見学して置いたほうがいい理由をご紹介いたしました。
最後にもう一度まとめます。
- 学校によっても特徴があるので、自分の子供に合いそうか見学をすると、選択肢も増えて探しやすくなる。
- 一度見学するだけで、未来のイメージが湧きやすくなる。
- 職業訓練の風景を目の当たりにできるので、「将来どんな就職先があるのか・・」など見当をつけやすくなる
- 高等支援学校、特別支援学校高等部では高卒資格が取れない。(ただし、大学受験資格はある。)一般企業でのクローズ就労を考えている場合は、通信制高校なども視野に入れていく。(まだまだ高卒資格必須の会社が多いため)
いずれにせよ、高校へ行くことは人生のゴールではなく一部です。
でも、発達障害を持った子供たちの場合は、就労を前提にする進路先が多いため、少しでも多く情報を取り入れておくと、いざという時冷静に行動出来るかもしれません。