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ADHD

発達障害者(ADHDの場合)の頭の中とは?体調の変化別に解説

こんにちは!ぜろねっこ(@ray0_nya3/zero0necco280)です。

突然ですが、いつも皆さんは頭の中で何を考えていらっしゃいますか?おそらく日常のこと、仕事のこと、家庭のこと、いろいろかもしれませんね。

私は,秒か分単位で、コロコロと考えている物事が変わってしまいます。(;^_^Aそれが,体調の良い時と悪い時で,だいぶ内容も変わっていきます。

今回は、そんな

  • 「コロコロ頭の中や気分が変化しがちな、ADHDの脳内はどうなっているのか」
  • 「調子が良い時と悪い時、はどんな状態を指すのか」
  • 「調子の変化で脳内がどう変わるのか」

などを中心に書いていきたいと思います(^^♪

(2019/7/01:追記) ADHDの諸症状別(不注意/多動/衝動)に分けて説明した記事、改めてADHDとは何?症状や特徴などを作りました。気になる方は是非こちらもご覧ください♪

私の頭の中はどうなっている?(診断名ADHD/ASDの可能性大、指摘あり)

私は頭の中がごちゃごちゃと常にうるさいです。

頭の中の状態は以下のような感じです。

  • いつもノイズがしている。
  • 頭の中で独り言か誰かとの会話しているような感覚
  • 次から次へと気になる物事が出てきて、連想ゲーム状態

上記に挙げた、頭の中で起こっている出来事も、日々の調子によってだいぶ変わります。

日々の調子の良し悪しは、大きく分けると次の3つです。

  • 物凄く落ち着いているとき(丁度いいくらい)
  • ぼーっとしすぎて本当に頭が働かないとき(疲れた時、眠気が凄い時など)
  • ハイテンション過ぎて、あれもこれも行動したくなってしまうとき(衝動的になる)

一番上の「丁度いい時」、という日は実はなかなかありません。

疲れすぎて全然といっていいほど消極的な日と、元気すぎてなんでも出来てしまいそうな日(実際はただのうざいやつです。。)に分かれます。

物凄く落ち着いている時(丁度いいくらい)

いわゆる、「いちばん調子いい時」を指します。

だからといって発達障害の症状は残ったままです。治るわけでは無く、あくまで「ほんの少しマシになる程度」、なんです。

それでも、「頭が働かない、ミス連発、集中力が途切れすぎる」、が少なめになっているなら「ちょうどいい」と判断します

私にとって「ちょうどいい」、という状態は

  • 短時間でもこなす適度な集中力が出来る
  • だるい、つらいと思わない体調。心地いいと思えるくらいの体の軽さがある。
  • 気持ちを落ち着かせられる。衝動的に、要らないことを相手に言わないよう少しでも慎重になれる時
  • 疲れすぎていない、眠すぎる、といったことが無い
  • 物事の「適切な加減」を落ち着いて考えられる

を指します。

贅沢かもしれませんが、どれか一つでも欠けるとADHDの症状の悪いところが、一人歩き(特に目立ったり)してしまうので・・・。

今はどうやったら、一瞬でも多くこのポジションを維持できるのかを研究中です(笑)。

ぼーっとし過ぎている時

ぼーっとしているときは、本当にエンジンがかかりません。やる気は出しますが、頭が働かなすぎて危ないです。眠い時、だるい時はこの時です。

  • 眠気をひきずってとにかくぼーっとしている。頭が働かない。
  • 朝起きるのがつらい。起きても、目が覚めるまでぼーっとしている。
  • 頭痛がしたり、体がだるい、重い。疲れが取れてない。眠れなかった。
  • 眠気がひどすぎて、日常の基本的な判断がうまくできない。
  • 人との会話もおかしくなっている。話の内容がめちゃめちゃ。
  • ミス連発。数字間違え。見る場所や転記ミスなど。(特にひどい時)
  • 生理前/生理中。その症状も併せてくるので余計につらい。
  • 日照時間が短い秋~冬にかけて。

生理前になると、もともとのだるさに加えて苛々も加わるので、メンタル維持のほうが大変です。

ハイテンション過ぎる時(衝動性が強くなり過ぎる時)

ADHDの3つの主な症状(不注意、衝動性、多動性)のうち、私の場合は「衝動性」が強くなるときがあります。特に衝動性が強くなってしまうタイミングがあって、それはだいたい決まっています。衝動性は「待てなくて、すぐ行動したくなる」ような感じです。

以下は、私が衝動性が強くなってしまうタイミングです。

  • コーヒーを飲み過ぎたあと。
  • コンサータ2錠以上服用のとき
  • 旅行に行くとき
  • 日照時間が長い夏の季節

です。

また以下は、衝動性が強くなった時の様子になります。

  • 楽しくなりすぎて、衝動買い。
  • やたらしゃべりすぎる。
  • 人が変わったように元気なキャラになりだす(人もいる)
  • 何でもかんでも楽しくなってしまう。結果周りが見えなくなる。
  • 何でもできそうな気がしてしまう。(実際はそうでもないです(;´∀`)
  • (2018/08/01追記)相手に言ってはいけない事を思わず言ってしまう
  • (2018/08/01追記)怒りが抑えられなくなる。

といった感じで、「勢いからの行動」が多くなります。待つのが嫌で、どんどん行動してしまうのですね・・。怒りが出てきたときなんかはもう最悪です。

ただし、コンサータ&ストラテラを飲んだ時は、比較的落ち着いて考えれるようになります。その為、「相手に言ってはいけない事を思わず言ってしまう」症状は、少しだけ抑えられているかな?(;´∀`)と思います。周りから見たら大して変わらないのかもしれませんが・・・。。(^^;)

この辺も含めて、自分のことを客観的に、冷静にアドバイスをしてくれる人がいると心強いですね。

ADHDの頭の中って?

ADHDの頭の中は常に忙しいです。

色んなことが「新しい刺激」なので、敏感に反応します(;^_^A

主に以下のような感じです。

  • 新しいモノ好きです。そして飽きっぽい。まさに、熱しやすく冷めやすい」の言葉が当てはまります。
  • あと色んなことを思いつくので、たまーに物凄いアイディアがわくこともあります。ポップコーンのように、次から次へと跳ねるような感じに近いです。
  • それまで頭にあったことはどんどん零れ落ちてしまいます。人よりかなり忘れっぽいんですよね。
  • 頭の中で考えていることが、どんどん変わっていきます。まるで連想ゲームみたいです。
  • 色々な記憶を覚えておくのが苦手です。コップ(脳)に水(記憶)をいれて、いっぱいいっぱいになった時に、新しい水を足す(新しい情報が脳内に増える)と、コップ(脳)から水(記憶)がどんどん落ちていってしまう、そんな感じです。

上記以外にもたくさんあります。あくまで一例です。

最近購入した、司馬理恵子先生の著書「わたし、ADHDガール。恋と仕事で困っています。」の本の中に、ものすごくわかりやすい例えがあったので引用します。

 

ADHDの人の頭の中には、ヤンチャ君がいる。とにかく楽しいことが大好き。わがままで、「したいことは今すぐしたい!」「嫌なことはしたくない!」(中略)今を生きているのね。

引用元:「わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。」より

上記の「ヤンチャ君」とは、自分の気持ちに正直な「子供と捉えて下さい。

ADHDの人は、自分の気持ちに正直に生きている・・まさしくそんな感じです。(;^_^A

上記に出てきた、「衝動性が強くなって、怒りが出てきたとき」の対処法は、大変参考になりました。

次でその経緯を書いてみたいと思います。

(2018/08/01追記)衝動性が強くて怒りが強くなった時

とにかく、カーッとなったら止まること。赤信号など「ストップさせるもの」を頭の中にイメージして深呼吸をします。(中略)ヤンチャ君が騒いで私の思考を乗っ取っているとイメージしてみます。こうすることで自分を客観的にとらえられるようになります。

出典:引用元:「わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。」より

このような感じで、怒りを感じたときの具体的なアドバイスが書いてありました。

(以下の本より引用しました。)

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「相当、心に余裕無いと出来ないんじゃないの?(;´Д`)」と思いましたが、これを何度も練習して身に付けていくことが大切なんだろうなと思います。

無意識じゃないと、こういったことって出来ないと思うんですよね・・。だから反射的に出来るようになるには、自分の体に覚えこませるしかないのかもしれません

私の場合は、薬に頼って効いているときにその練習をしています。パートナーが人をいちいちからかうどうしようも無い性格なので、怒りが爆発することが多いです(;^_^A

何が悪かったのか、あとあと考えるクセがついて「非があった部分は謝るけれど、相手にも落ち度があると思った部分は譲らない」というスタンスにしました。そうすることで自分を責めて落ち込んでしまって本末転倒になることも防げるからです。ただしこれは、対等的な相手だからであり、上司や先輩などに関しては対策が変わると思います。

もちろん、全部自分が悪かったとしたら、それはきちんと反省して改める必要性はあります。

定型発達の人とADHDの人の脳内の違い

定型発達の人(発達障害じゃない人)は、「目的のためにしなければならないこと」、を優先的に行うことが出来るといいます。

しかし、ADHDの当事者は頭の中で、「やりたいことを即効で決めて、行動しがち」です。

↑でご紹介させていただいた「ADHDガール」の引用部分が、まさにそれを表しています。

「やりたいことを率先してやって、やることが出来ない、って単なるわがままじゃん!」

って思ってしまいそうになりますよね(汗)

一見わがままさんのようですが、ちゃんと「脳の働きがうまくいっていない」、という状態が体の中で起こっています。その状態を詳しく話すと専門的な用語だらけになって,とても難しいので、ここでは省きます。

きちんとやりたくても、うまく自分をやらなきゃいけないことに向けるのが,苦手/難しい。」のです。

ただ外からは見えないので、わかりにくいだけです。

周りの人(発達障害じゃない人)とのやり方で出来ない場合が多いので

  • どうしたら上手く出来るようになるのか?
  • もしくは出来るようになる必要性があることなのか?

など、一つ一つ吟味していかなければなりません。

自分を客観的に知る必要がある

自分のこともよく知る必要があります。

ただ発達障害の方は、自分のことを客観的に見るのがニガテなので、できれば「自分のことをよく観察してくれる人」が傍にいれば心強いです。

そういった「自分のことをよく観察してくれる人(サポーター)」の見つけ方も、機会があれば記事にしていけたらと思っています。

(2019/02/08追記)脳の仕組み自体はどうなっているのか?

  • ADHDの人は、前頭葉の働きが弱いと言われている
  • 前頭葉は主に、意欲を湧かせたり、「嬉しい」「悲しい」といった感情などを司る部位
  • 他にも、外からの情報を整理、考える、理性なども司っている
  • ところが、前頭葉の働きがうまくいかないと、「今、必要な情報は何か?」と整理し、考え、判断するのが難しくなってしまう
  • ADHDの人の頭の中は、常に要らない情報も大量に流れてくる。
  • これがゴチャゴチャと、頭の中がうるさい状態を作っている

下の動画がとてもわかりやすかったのを思い出しました。

作者さんの名前は、あーささん(@artha_frontiera)です。

是非こちらもご覧くださいね!

まとめ

いかがでしたか?

今回は発達障害の一つ、「ADHD」の当事者本人の頭の中、調子に分けて書いてみました。

だめな人生ですが、私もいろいろ自分を実験台にして試して、皆さんの役に立つ情報を共有していけたらと思います(*^^*)

ここまで読んで目を通して頂き、どうもありがとうございます(*^^*)

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