こんにちは!ぜろねこ(zero0necco280/@ray0_nya3)です。
今回は「そもそもADHDとは何か?」を書いてみました。
割とご存知の方が多いかもしれないので、今回は私がやらかした例を沢山挙げてみますね。
Contents
ADHDって何?
ADHD「注意欠如・多動性障害」とは、脳の一部の機能がうまく働かない状態、発達障害の一種です。
集中して話が聞けない、金銭の管理ができない、忘れっぽい、よくしゃべる、体の一部を動かす、思いつきをすぐ言動にうつす・・・。こういった特徴は誰にでもあることです。
大人になって初めて診断を受ける際に、こうした特徴の程度が非常に強い、あるいは頻度が並外れて高いなどで生活上大きな支障があると判断される場合、ADHDが疑われます。ADHDと診断される方はこうした症状に子どもの頃からずっと悩まされています。
(引用&出典:https://adhd.co.jp/otona/kaiketsusaku/shindan.html ADHDと診断されたら)
もっと具体的に挙げると、下のような感じです。
- 興味の移り変わりが激しい
- 少し前に話をした内容を忘れてしまう
- カバンに入れた筈の物が入ってなかった(忘れ物や失くし物が多い)
- 気が散りやすい
- 思いついたら即行動(好きなこと限定)
- じっとしているのがニガテ
- 同じ物事をずっと行うのがニガテ(飽きてしまうので)
- 新しいモノに目が無い(手に入れて、どんな物かわかると満足)
- 飽きっぽい
これを見て、「誰でもやってそうなことじゃない?」と思ったあなた。そう口にしたくなるお気持ちもわかります
ADHDを持ちながら生きていると、まるで自分自身がブレーキの利かない暴走列車になったような気分に近いです。
周りの刺激や情報が多いと、「自分が今やるべきこと」が見えづらくなります。
自分が見えなくなった暴走列車は、止まるまでずっと走り続けなくてはなりません。
制御の仕方がわからないからです。
車や列車はスピードが速すぎると、周りの視界の状況が見えづらくなるらしいです。
ADHDの脳は、まさにそんな感じに近いです。
定型発達(発達障害が無い人)にもありがちな部分ですが、ADHDの人には刺激の疲れを伴ったり、やりたい事をすぐ出来ないほど、他のことに注意が行きすぎたりしてしまうので、物凄くつらい部分なんです・・・。
以前、発達障害者(ADHDの場合)の頭の中とは?体調の変化別に解説でも書いたことがあるのですが、とにかく体調によって、ADHD(ASDも)の症状の出が変わってきてしまうんですよね(汗)
私は、コンサータという薬を飲んで、少し自分をコントロールの仕方を覚えてきました。
完璧に発達障害や、ADHDを治したわけではありません。
もっと言えば、発達障害は治りません。
一生付き合っていかなければならない、脳のクセです。
だから、落ち込むならせめて対処の仕方を身に付けていければいい、と私は考えています。
対処の仕方は人それぞれ異なりますが、私が一つずつなにか発見があれば、お伝えしていければいいな、と改めて思います。
ADHDを持っていると思われる、漫画やアニメ界の登場人物たち
ここでもうちょっとわかりやすいように、アニメや漫画のADHDをもってそうなキャラクター達を挙げてみます。
- 怒りっぽくて衝動的な「ジャイアン」
- 忘れものが多くいつも寝てばかりの「のび太」
- 「のだめカンタービレ」の「のだめ」はADHDじゃないかと言われています。→ゴミ屋敷に住んでいる。片付けられない、衝動的に怒ると大好きな先輩にかみつく、集中力がずっと続くと廃人化(過集中、と呼ばれる症状で説明がつきそうです。)、音楽を聴いただけで再現できる才能があるので、「サヴァン症候群」があるかもしれない。
- けいおん!の「平沢唯」→超天然、落ち着きが無い、先延ばし癖がひどい、超楽観的。「アスペルガーじゃないか?」という意見もあり。
- 「ちびまる子」の「まる子」→忘れ物常習犯、先延ばし癖、出したものをすぐ片づけない
- 「ファインディングニモ」の「ドリー」→あっちこっち泳ぐ。落ち着きがない。とにかく人の話を聞かない。すぐ忘れる。人の話に口をはさむ。ドリーは、栗原類さんのエッセイにも出てきてます。(ADHDの説明をするときに使われている描写があります。)
- 「ドラゴンボール」の「悟空」(サイヤ人は発達障害者が多そう。)
- 「セーラームーン」の「月野うさぎ」→遅刻魔、寝坊ばっかしている、勉強サボりすぎ、パン咥えたまま登校して人にぶつかりまくっている
こう見ていると、「結構多いんだなぁ・・。」って思いませんか?
漫画のヒーローやヒロインに憧れるところがあるのって、彼らが「どこかまっすぐ」だからですよね。
実在する発達障害の人達も、まっすぐな人が多い印象です。
「好きな事に対して素直」といった感じでしょうか。
でも、日本だと変わった人や、目立つ人を認めづらい空気があります。
「みんなと同じでないとおかしい」という画一的な考えが根付いているからでしょう。
きっと漫画の主人公たちは、その「憧れ」を表現したような気もしてなりません。
実際は、「日本人は漫画のキャラクター達のように、それぞれの性格を認めて伸び伸び生きてたら、物凄く生きやすいんじゃない?」と、思います。
それぞれ違う人間の筈なのに、速度を合わせていかなければならない国が日本。
どうしても、人よりスタートが遅れてしまいがちな発達障害者が日本で生きづらいのはこの為だと思われます。
ADHDの症状/特徴、わたしの場合
不注意(ちょっとしたミス、忘れ物、失くし物が多いetc…)
- 数字の転記ミス。桁を間違えて書いたりする。疲れすぎている時は特に。
- 提出書類は誤字脱字のオンパレード。訂正印の山。
- 次に何をしようと思ったか忘れている。
- 衝動買いした(衝動性)ものの存在を、しばらく経つと忘れてしまう
- 物をあっちこっちに無意識で置いて、失くす、場所がわからなくなる
- 何もない所で転ぶ(これは発達性協調運動障害(DCD)という、運動系の発達障害の部分やアスペ的な部分もあるかもしれません。)
- 授業中、興味のない内容だとぼーっとしていた。
- 先生の話を拾って聞くのがニガテなため、内容が理解出来ない
- 周りの音(聴覚過敏)や、目に入る情報が多い(視覚過敏)と気が散って集中が出来ない
- 片付けるとき、物が多いとどこから片付けていいかがわからない(情報が一気に入るので混乱&疲れる)
- 掃除や片付けをしているときに、他のことが気になって、やりはじめてしまう
- 掃除を始める→他の場所が気になる→もともと掃除をしていた場所存在を忘れる、放置(後から気づいてやり直す)
- 見えない物は意識の対象外
- 聞こえない音は意識の対象外
- TVや動画に集中しすぎて、話しかけられるていることに気が付かない
- アスペ気質?料理の手順を忘れる。沢山材料があると、どれからどうしたらいいのか混乱する。一品ずつしか作れない。
- 買ってきた食材を忘れる。その為、使い切りの量を購入しないと、食材を腐らせたりして無駄にしがち。
- 計画性をもって、献立を立てるのが苦手(無駄に食材を買ってしまったり)
- 学校に持ち帰るべきものを忘れてくる
- 先生の話を聞き間違えて、終業式の日に教科書を家に忘れる(その日は午前中のぶんだけ教科書が必要だった)
- 傘やハンカチはしょっちゅう失くす
衝動性(新しい物好き、刺激を求める、興味がコロコロ変わる)
- 新しいモノを思わず衝動買いしてしまう
- 脳が暴走状態になり、口が止まらなくなる。要らないことを話してしまう
- 交通機関に乗るのが大好きで、学校帰りに思いつきで地下鉄やいろんなバスに乗って、あっちこっちの街へ行くのが好きだった(子供の頃からずっと。今の旅好きのクセは、ここから始まったと思われます。)
- 今は車の運転が好きなので、思いつきでいろんな場所へ行ってしまう(但し今は殆ど近場で抑えています。)
- 相手が話している時に、その話に関連する別のことを思い出す→相手の話の最中に割り込んでつい話してしまう
- 馬鹿にされたと感じると、言い返したくなる。理不尽と感じると、相手が誰であろうと、ありえない発言をする(今は色々失敗して多少学んだので、抑えることが出来ますが・・。)
- 昔から怒りっぽい
- 納得がいかないと(アスペ気質でもあるかもしれません)、脳で整理が出来ず混乱→衝動的に泣いてしまう、パニック状態になる(但し、人前で泣くのは恥ずかしい、と思っているため一人で泣きます。)
- 幼い頃、親に怒られたのが気に喰わず、道路で大の字になって寝る、というどうしようもない面倒くさい反抗の仕方をする
- メールの文など、相手の質問などを無視して、自分の話を始めて返信している
多動性(じっとしているのが苦手)
- じっと立っているのがニガテで、キョロキョロあっちこっちを見てしまう
- じっと立っているのニガテで、ストレッチをしたくなる座っている時に手足を動かしてしまう
- 爪をいじってしまう(爪にゴミが入ると嫌で、取りたくなる方に気を取られてばかり)
- 子供の時、授業中に立ち歩いてしまうヒトもいる(大人になると、座ってられる人も多くなる)
- 穴の開いた定規(穴に沿って線を書くと、型を取って絵を描けるやつ)に鉛筆を指して、ぐるぐる回していた
- 小学生の時(高学年になっても)、授業中に絵を描いてばかりで怒られていた
- 授業中暇すぎて、足をぶらぶらして、肘をついて、あくびをかきながら参加
- 私立小学校のお受験では、足をぶらぶらさせながら、タメ口で校長と話すという冷や汗エピソードがあったらしい。
ADHDの対処法、改善法や治療法はどんなものがあるのか?
猫はこんな頭忙しく無いと思いますが…。。(^^;
↑の絵(下手過ぎるのでわかりづらくて申し訳ありません)は、頭の中が色々な事でいっぱいになって、「う゛~っ!!!」と苦しい状態です。
色々なことを、次から次へと思いつくので、頭の中はとってもやかましいです。
このうるささに関しては、以前書いた発達障害者(ADHDの場合)の頭の中とは?体調の変化別に解説にも書きましたので、気になる方は併せてご覧ください。
このうるさい脳内を、どうにかして落ち着かせないと、ずっと苛々しているか、テンションが上がり過ぎて収集がつかなくなります。
- 薬を使う(コンサータやストラテラ、インチュニブを飲む)
- 環境を整えていく
- 就労移行支援事業などの福祉サービスを利用する
- 障害者手帳を取得して障害者であることを開示しながら勤める(オープン就労)
- 医者や専門機関に通いながらアドバイスを受ける
…など、ADHDを生き抜くためにはいろいろな方法があります。
主にこれは一般的なものなので、興味がある方は調べてみてください。
後日、少しでも頭をリセットするための、私なりの方法をまとめてみようと思っているので、少しお待ちくださいませ。
その中の一つが「短時間でも睡眠を取る」、になります。
これは車の中、自分の部屋、オフィスの休憩室・・・など、どこでもいいので、少しでも目を閉じて、頭を休めます。
一番大切なことは、「自分が落ち着ける場所」を探すことです。
- 自分がとにかく落ち着ける場所を選ぶ
- 乗り物でも落ち着けるならOK
- 音が静かな場所なら、図書館でもいいかも
- 周りが多少雑音があった方が落ち着く場合はネットカフェなども
せっかく見つけたとしても、そこが「うるさすぎて余計苛々してしまう」、「人ゴミの中なのでそもそもゆっくり出来ない」など、少しでも気持ちが落ち着けない要因があると逆効果になるからです。
詳細は【発達障害】休みは大切な生活習慣!甘えとは言わせない、効率的な休息の仕方(短時間の休息編)にも書いていましたので、こちらも是非ご覧ください。
まとめ
今回はADHDのわたしの症状をざっくりとですが、まとめてみました。
もし「自分はADHDかも?」とか、「ADHDと診断されたけれど、近い症状を持った人はいるの?」と悩んでいる方、それ以外の方にもお役に立てる部分が少しでもあれば幸いです。