こんにちは!ぜろねこ(zero0necco280/@ray0_nya3)です。
少し前にADHDで困っていることをずらっと書いてみました。
今回はASD(自閉症スペクトラム)に関して、困っている症状をずら~っと書いてみたいなぁ~と思います。
それでは長くなりますが、始めて参ります。
Contents
ASD(自閉症スペクトラム/アスペルガー症候群、などの総称)とは
「ASD(自閉症スペクトラム)」とは何だろう?
改めて自分の勉強のために、ネットで引用してきたものを載せます。
「自閉症スペクトラム」とは「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと」を特徴とする発達障害の一種です。(中略)自閉症スペクトラムは、「広汎性発達障害」とほぼ同じ概念を指すものです。この中に、自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などが含まれます。これらはそれぞれ特徴があるのですが、これらはオーバーラップすることもあり、互いの境界線を引くのは極めて厳しいため、ここでは「自閉症スペクトラム」という広い言い方をします。
出典&引用(メディカルノート・自閉症スペクトラムとはhttps://medicalnote.jp/contents/150530-000017-MFVVZG より)
「アスペルガー症候群」、「自閉症」という言葉は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
実は、「アスペルガー症候群」とか、「高機能自閉症」とか、「自閉症」とか、名前は違うけれど「自閉症」というひとつの障害の仲間なんです。
でも、名前がバラバラだと、わかりにくいと思いませんか?
また、ひとりひとり「自閉症」といっても様々です。
「アスペルガーなのか、それ以外の自閉症や発達障害なのか?」と境界線が物凄くあいまいだったんですね。
そこで、「自閉症スペクトラム」という名前に統一されました。
ブログやTwitterをやっている以上、「自閉症の概念が物凄く整理された」部分は個人的に当事者としてもすごく便利です。
もちろんそれで全て説明がつくわけではないし、発達障害や自閉症ってやっぱりまだまだ境界線が曖昧です。
それでも、だいぶまとまってくれたので、私も自己紹介をするときに「ASDです」とひとこと付け加えれば説明がつくので、気持ちがラクです(笑)
スペクトラムって何だろう?
ちなみに、「スペクトラム」=「連続体」という意味です。
連続体といってもわかりにくいですよね。
カタカナ横文字英語やめて!!って叫びたくなります。
「自閉症は人によって色々な特徴があります。色でいうグラデーションのように、連続してつながっているものですよ」、といった意味合いで捉えて頂ければいいでしょうか。
発達障害全体を説明する時にも、スペクトラムの概念は役立つし捉えやすいな、と個人的には思いました。
専門的な内容の記事&説明は以下のリンクがオススメです。
ASDの症状別を一覧にしてみました。
自閉症スペクトラムには、様々な症状や特性がありますが、主なモノは以下になります。
- 感覚過敏(五感がとっても敏感
- 突然の予定変更に対応するのが苦手
- あいまいな表現が理解しにくい
- 人の気持ちや表情を読み取るのが苦手
- 失敗することは恐怖、敵である
ASDの特性① 感覚過敏(五感がとっても敏感)
一般的に言われている特性
- 蛍光灯の光や日光がまぶしく感じる(視覚)
- 香水などの強い香りが苦手(嗅覚)
- びっくりするような音や、雑音が不快(聴覚)
わたしが困った感覚過敏の症状
- 特定の匂い(他人の家の独特の匂いなど)などが、苦手なものだと吐きそうになるときがある
- 冬の銀世界の景色は眩しすぎて頭が痛くなる(サングラス必須)
- 最近の強めの柔軟剤の香り、強い香水は苦手。疲れている時には、これだけで寝込みたくなる時がある。
- セーターのチクチクが苦手。(触覚過敏)
- 寒冷蕁麻疹(これは発達障害とは無関係です!!!)と不快な繊維のコラボで肌がボロボロにかゆくなる時がある。
- トーンが高めの甲高めの声の人が苦手。あまりにも叫ぶ子供の声も実は苦手です・・。(子供は大好きなんですが。)
ASDの特性② 突然の予定変更に対応するのが苦手
主な困りごと
- 規則化された物事(ルーティン的な)に安心感を覚える
- その為、突然の予定変更などは非常に不安感や不快感を覚える
わたしが困った症状
- 学生時代、応援団に強制加入。振り付けを覚えられない(何度やっても)→先輩に怒鳴られる。練習してもうまくならないし、何をやっても周りに追い抜かれるし、どうしたらいいのかわからなくていちいちパニック。(人一倍何度練習しても出来ない)
- 上司や先輩が変わったりすると、仕事のやり方が変わる。今まで良かったことが、180度ダメ!と否定的な対応をされたりすると、混乱&パニック(息子もこの傾向あり。)
- 同級生や先輩などの急なお願いなどに対応するのが苦手。聞き取る事も苦手なので、いっぺんに話されると、何をどうしたらいいのかがわからなくなる。その結果、うざいくらい確認して結果うざがられる(ミスするよりはましだと思う。ただし、くどいくらい質問しないと、真の意味が理解できない)
ASDの特性③ あいまいな言葉や表現が理解しにくい
一般的に言われている特性
- 「あの資料どうなった?」、「いつ来れる?」、「あれ取って」、「早く終わらせて!」、「来週までに終わらせておいて」など、ハッキリしないことを言われると頭が真っ白になる
- っていうか、「アレ」、「コレ」、「ソレ」って「結局どれのこと?」と頭がハテナで一杯になる
わたし自身が困ったこと
- 家族に「アレ取って!アレ!」って指を指されたが、何を求めているのかわからず、「アレって何?」と聞き返した所、「そんなこともわからないの?」と逆切れされた(相手にも非はあるけれど、相手がやっていることを見て判断出来ればよかったとも思う)
- 「早めに仕事にきて!」と言われても、「早めとは何時くらいの感覚」なのかがわからなかった。いつもより10分早くきたら「早く来てって言ったけど・・・あまり変わらないよねぇ?」と困った顔をされる(遅刻しないで、仕事に支障出ない位の時刻なら大丈夫、と勝手に脳内完結させた)→相手の伝え方にも非があるが、具体的に「何時何分に来ればいいのか?」とこちらから確認すればよかったかもしれない
ASDの特性④ 人の気持ちや表情を読み取るのが苦手
一般的に言われている特性
- 他人に興味を持つことが難しい、そもそも持てない
- 人の目をじっと見れない(というより見るのが嫌、嫌な感じがする、物凄く怖い・・というのに近い場合もあるかも。)
- 言葉通り受け取る為、その言葉のウラに隠されている本当の真意を理解できない。(面倒なことを考えすぎるとキャパオーバーするため、無意識にシャットアウトするようにしている。言われなかった事は、それ以上は無い、と判断している・・・大人としてどうなのこれ)
わたし自身が困った症状
- 仕事で、お客さんや取引先の相手が「ありがとうございました」と言ってて「心から満足していない場合も口にしていることがある(大人の社交辞令)」、と長年見抜けない(そもそもそういう暗黙の了解とか、あるって知らなかった)→上司に指摘され、相手を観察することで、だんだん少し表情が読めるようになってくる。でも罪悪感だらけになって自己否定が始まるときつい。
ASDの特性⑤ 失敗することは恐怖、敵である
一般的に言われている特性
- とにかく失敗が嫌。昔の失敗した記憶を何故か鮮明に思い出してしまい、とっても嫌な気持ちになる。ひどい時には、自分が全否定されたような気持ちにさえなる。過去にばかにされてきたり、いじられた時のことも引っ張り出してきてしまうので、本当に面倒くさいと思う。
- 発達障害者は、昔から自分の駄目さ加減を言われ過ぎて、失敗経験が多いからでは?という見方もあり
わたし自身の困った特性
- 小学生のとき、クラス全員の前で失敗の晒し上げがあり、一気に失敗することが嫌になった
- 失敗をすると母親のヒステリー声を聞かなくてはいけないので、嫌だった
- 失敗をすると、何故か昔から自分を全否定されたような気がして嫌だった
- 失敗をすると、周りが冷ややかな視線になるのが嫌だった
自分なりのルール&こだわりがある/細かいことが気になってしまう
一般的に言われている特性
- ちょっとした、並びの細かいズレなどが気になる(全体像が見渡すのがニガテ、そこばっかり気になってしまう)
- 仕事でも、慣れると自分なりのルールが出来上がる。それを否定するような人といると息がつまってくる。
わたし自身が困った症状
- 配列などの作業を任されると、どうしても細かい所に目がついてしまって苛々する。その割に不器用すぎるので、キレイに並べることは不可能に近い。
- 白か黒なので、はっきりしない出来事にとっても苛々してしまう。(気持ち悪い)
- とにかくルーティン化して動くのが得意なので、自分なりのルールが出来上がってくる。それをすべて否定するような人、やり方の押しつけを受けると納得がいかず反論したくなってくる。(同時に混乱と怒り、落胆や悲しさも湧いてくるのでやめてほしい、と思ってしまう。)
まとめ
今回はざっと箇条書きにですが、「ASDの一般的な特性や症状」、「その中で特にわたし自身が困ってきたもの」を挙げさせていただきました。
もしあなたが、「ASDかも?」と思って困っている時に、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
ASDの治療や対処法、に関してなどの記事も今後追加していく予定です。
ここまでご覧いただきまして、どうもありがとうございました!