以前発達障害には、「もし良い病院があるならば、行くことをおススメします♪きちんとした診断をもしつけてもらえると、その後の対策に役に立つからです」と記事を書いたことがあります。それは、今のわたしに通ずることでもあったので、そういった意見を書きました。
実際私も、2年通院してました。
ある時、仕事のスケジュールが忙しくなり、病院に予約が取りづらくなったことと、もともとの先延ばし癖が出てしまい、その後予約の電話を入れるのを先延ばしし続けぱったりと行かなくなった時期があります。
その時病院へ行くことに疑問を感じていた時期(はじめに断って置きますが、私の場合は主治医に問題があったわけではありません。むしろいつも助けて下さり、感謝しています!)でもあります。
- 「病院へ行かなくなった時期」
- 「空いた期間はどうしていたのか」
- 「病院へ行かなくても大丈夫だったのか」
- 「その後どうしたのか」
を書いてみたいと思います。
なぜ病院へ行かなくなったのか
私は2016年の春に「ADHD」と診断されました。仕事で色々あって、悩みぬいた上に病院の門を叩いたのがきっかけです。
子どものころのことや、現在のことなどを細かく聞かれ、伝えたところ、主治医によって診断されました。
そして二つの選択肢を与えてもらいました。
一つは「心理テスト」、二つ目は「薬を飲むこと」です。
私は手っ取り早く対処したかったので「薬を飲むこと」選びました。
なお、私は2種類の薬を現在飲んだことがあります。薬を飲んだ感想などに関しては以前記事にあげたので、それぞれそちらを読んで頂けましたらうれしいです。
薬を飲んだ後、「自分が生活や仕事で何が変わるのか?」が楽しみでわくわくしていました。(ここら辺がすでにADHDっぽいんですが。)
でもこの時点で受け身的なのがおわかりだと思います。薬の助けを借りたうえで、工夫をしていかなければ、今より良くなるハズはありませんよね。
薬を飲んだ後の対処法を考えていなかった
そもそも「薬をのんで治療をした後」をきちんと考えていなかった、ことが問題点だったのかな?と思います。
当たり前ですが、薬を飲んだからって、スーパーマリオの無敵になれるスターのような効果を発揮できるわけではありません。
日常生活のひとつひとつの部分は、自分で工夫して身に付けていくことに代わりは無いからです。
ここもお恥ずかしい話なのですが、それに気づくまでに2年かかりました。
それも今だって完璧に出来ている訳じゃありません。もともとの受け身気分がモロ出てきて、自分をけりたくなります。
- 「薬を飲んだ」
- →「効いてきた」
- → 「何が出来るようになりたいか」
- →「どうやったら出来るようになれるのか?何が必要なのか?」
わたしは上記の3番まで出来ていても、薬を飲んだら「無敵マリオ」になれると勘違いしていたんです(;´Д`)いい歳して、本当にお恥ずかしい限りなのですが実話です。(^^;
定型発達者だって、発達障害者だって・・↑の④番が無ければ、なんでも物事は出来るようにはなりません。
そんな当たり前のことに気づくのに2年かかったわけです。多分他の方なら、こんなの恐らく昔からわかっているのかもしれません。
でも私は30年以上生きてきて、やっと少しずつ痛いほどわかってくるようになるのです。それでも出来ているわけではありません。
ビジネス用語でいうPDCAサイクル、の「CとA」が抜けた状態みたいな感じです。
本当にわたしは、自分のことの客観視が苦手なんだな、と思いました。
わたしにアドバイスして下さる人はいるけれど、こちらから相談するのが苦手な私は相手にどう相談すればいいのかもわかりません。(わからないことがそもそもうまく伝えられず、相手にも困らせてしまう結果になる。ポイントを伝えることが出来ない)結果、仕事で大きな失敗をしたときにそれを学びました。
「わからないなら、相談する相手がいるということはそれだけで恵まれている 」というありがたさを学びました。そこが、考えさせられるきっかけの一つになったと思います。
上記の「わからない部分をどうしたら相手にうまく伝えられるか。聞けばいいのか。」に関しては未だに苦手です。どうすれば良いのかまだまだわかりません。
空いた期間はどうしていたのか?
薬を飲みっぱなしで終わりにしていた時期に比べて、いろいろ意識し始めました。
例えば、以下の事柄です。
- 毎日の細かい自分の状態を意識する
- ポジションの保ち方を考える
- 仕事のやり方を前以上に色々考えてみる
- 日常生活の仕方などを少しずつ見直していく
また早起きは苦手だったのですが、あえて早起き(家族の生活リズム上、早朝4時半に物音で起きてしまう)をして→短時間仮眠→出勤のサイクルにしたところ、眠気はありますが、その分好きな事ができる時間や、準備に余裕が出来ました。その分、夜寝る時間を22時半ころにしました。(可能じゃない日も多いです。)
(ただADHDの人は特に強い眠気が襲うことがあるので、無理に早起きするのはオススメしません。)
発達障害のブログを書き始めたうえで、まだまだADHDの症状が出てきてしまっている自分を客観視すると、病院にもう一度通って医師のサポートを受けるのは必要だと感じました。
そして現在また通院を再開しています。
まとめ
「今回は病院を一度離れて、学んだこと」をテーマに書いてみました。
「一度病院へ通ったけれど、色々理由があって通わなくなってしまった方」、は実は多いんじゃないかな?と思います。
私の場合は、完璧自分の物忘れ&先延ばし癖から来ているのでとても平和な理由だと思います。だけど、「病院に通ったけれど、そのあとどうすればわからない状態」が続いてしまい、通う理由すら途中でわからなくなってしまったんです。(;´Д`)
ちゃんと少しでも「サポートを受けたい」、「主治医の意見を聞きたい」といった気持ちがあるのなら、通ったほうがいいのかもしれません。
自分でできることにも、誰しも限界があると思うので、助けを求めるつもりでいいと思うんです。
だけど、「今自分がやっていることの意味がわからなくなった」なら、視点を変える必要性があります。病院を離れるのも方法の一つとしてはありなのかもしれません。ただ、私はオススメはしたくありません。
今回は色々考えさせられる部分が多く、また自分自身を再確認できるキッカケになりました。
もし、何らかの理由で病院へ行けなくなってしまった方、もし該当することがあった方などに、少しでも本記事がお役に立てれば幸いです^_^
最後に長くなりましたが、ここまで読んで頂きましてどうもありがとうございました♪