こんにちは♪ぜろねこ(zero0necco280/@ray0_nya3)です。
いつも発達障害系の記事ばかり書いている私ですが・・・。。
今回は発達障害の当事者であるワタクシ・ぜろねっこが、今まで経験してきた職種(ほとんど派遣かパートのみ)を晒していこう!というシリーズを始めます。
今までの勤め先での失敗談ばかりになると思いますが、自分の過去を掘り出す上でも必要になる記事ですので、なるべく詳しく書いていけたらと思います。
それでは第1回目!始めます。今回は「フランス料理店・ホール」です。
Contents
人生初のバイト。「フランス料理店のホール」をやってみた
求人内容
- 時給:試用期間中は700円(通常730円くらいだったと思う。)
- 時間帯:朝の10時位(準備や開店前の賄い準備のため)~午後14時30当たり 昼勤務(たまに夜もあり)
- どういうお店か:個人経営のおしゃれな感じのフランス料理店。
- 仕事内容:主にホール
ホールの仕事=お客様に食事を運ぶ&注文を取る、だけだと本気で勘違いしていた。
そもそも「ホール」とは、飲食店で食事をお客様に持っていく店員を指します。
福祉系専門学校を中退。
その後、就職までの繋ぎにしようと人生初のバイトを探し始めます。
初めてのことで不安もありました。しかし、いつまでも親のすねかじりを続ける訳にもいきません。
そんな折、たまたま家から近所の飲食店(フランス料理店)がパートを募集。
「フランス料理店というだけでお洒落!!!!素敵!」と、一切何も考えず迷わず応募。
ただ、この時点で仕事の選び方もよくわかっていませんでした。
「ホール」=運ぶ人←「注文を取ること、運ぶことが仕事。他の雑用をやるなんて本気で思っていなかった。」
↑をご覧頂いて、どう思いましたか?
恐らく大半の方は「は?何言ってんの?こいつ正気か?」とか、「こいつこんなんじゃ、確かに何かやらかしそう。」とか、「求人情報に載っている仕事以外のことも、もちろんこなさないといけない、と思えない時点でありえない」 、と大半の人が思ったんじゃないでしょうか。
しかし、当時の私は本気で「ホール=注文を取る&食事を運ぶ専門の人」だと思いこんでいた、のです。
ここで、ASDっぽさの「この仕事はどんなことをこなすのか、どこまでやらなければならないのか」と「想像するチカラが欠けていた」んだ、と思います。
また、「ホールはとにかく料理を運ぶ人だ!」、と思い込んでいたので、それ以上の想像を行うことが出来ませんでした。
おそらく今なら、面接の時に仕事内容の詳細を確認するかもしれません。
しかし、初めて仕事探しをした私には、そういったスキルすら思いつきもしませんでした。
まず、仕事をする時点で完全受け身体制なところ。
「これでは社会人としても失格だよな・・・。」と思わされます。
最初は料理やコーヒーを運んだり、注文を取る簡単な仕事
料理をやコーヒーを運んだり、注文を取る。
この辺は、そんなに難しくなかったです。
注文に関しては、大手ファミレスのようにバタつきが無い点でラクでした。
ただ、料理の名前が物凄く長い&難しい、のでややこしかった記憶があります。
また、注文を厨房に伝える時に独自のルールがありました。
それは、「フランス語の単語で。メニュー名を全て伝える」。
フランス語に関しては、興味と好奇心で一気に頭に叩き込みました。
でも人前に出ると緊張するので、頭の中が大パニック・・・。。
おかげで家で頑張って覚えていった「ハズの」フランス語の単語は、実践するとどんどん頭から抜けていく始末でした。
出川イングリッシュのように実際やっていって覚えるのが一番なんでしょうね。
何もないところでつまづいて転ぶ。
何もないところでつまづいて転ぶ。
なんでこれをやらかすのか、ずっと長年謎でした。
ただ、調べていくうちにわかったことがひとつ。
ここ近年、「発達性協調運動障害(DCD)」、といった概念がある、ということ。
- 発達障害を持つ人は自分の体の動きや場所を認識しづらい、という特徴。
- 運動が苦手だったり、わたしのように何もないところで転ぶ人が多い、という事実。
「何もないところでよく転ぶ。体の動きに対して意識をしたりする運動)」「靴ひもを結ぶ時指がこんがらがる」など細かい作業(微細運動)、または縄跳びやキャッチボールなど、一つの動作を同時に2つする動きをするときなど、何かしらの運動を行う際に、困難が生じる状態。
おかげで、水を運んでいるときに転んでしまう不始末をやらかしました。
せめて、お料理じゃなくて良かった/お客様にかからなかった、ということは不幸中の幸いでしたが、もう結構これが今でもトラウマです・・・。
それからは、ゆっくりゆっくり気を付けて歩くようにしていました。
しかし、相当な自己嫌悪に陥った出来事の一つでした。
教えられない、やっていない、知らない、聞いたことがない情報は入ってこない。
教えられない、やっていない、知らない、聞いたことが無い情報は一切耳に残りません。
発達障害を後から調べていくうちに知ったのですが、どうも自分から情報をつかみ取りに行くのは興味がない分野では難しいようです。
「言われないと次に何したらいいのかがわからない」、というのもあります。
この職場で働いていた時の例です。
仕事にある程度慣れてきた頃に、デザートのケーキをお客様の目の前で切り分ける、
という仕事を覚えるのですが、
- 不器用すぎて何かしらやらかす(毎回なんか事件を起こしている)
- 気が利かない
- 覚えたこともすぐ忘れる、反射的に覚えたことが出てこない
- トロい
といったことばかり起こしてました。
結果的には、裏方の雑用の仕事も多く任されてしまう(洗濯、掃除、食器洗いなど)んですよね。
でも「それも大切な仕事!」と思って割り切ってやっていました。(気持ち的にはどんよりしていましたが・・・・。。)
仕事を下さるだけ、感謝なのですが。それでもやっぱり「自分って駄目だなぁ」って思いますよね。
なので、教えられていない仕事(言われたことしかできない)を自分から聞きに行くということも出来ませんでした。
(というか、その発想が出来ませんでした。今思えば何様なんだって殴りたくなります。)
半年働き続けた結果
見事なダメっぷりなので、出る日は週1日のみ。
シフトを見事に減らされてしまいました。
もちろん、大したお金にもなりません。
こんな働きぶりでお金を頂くのは、逆に感謝するべきだと思います。
経営者の方には頭が下がります。
ただ、週1だけなので仕事内容を忘れてしまう。これも問題でした。
さすがに精神的にもきつくなってきて、上司に頭を下げて打診。
結局半年でやめました。。
この時、「もう2度と飲食店はやめよう。難しい」
と思い切って決めてしまいました。
今思えばどうするべきだったのか。
他にもたくさん問題を起こしていたのですが、今回は特に記憶に刷り込まれているものを中心にあげました。
過去のやらかし例から、わたしが本当はどうするべきだったのか?
挙げてみます。
- 周りをよく観察してみる。まだ教わっていない仕事があるな、おかしいな?と思ったら「教えてください。」とか質問をしてみる。
- 雇われている側は、教えてもらって当然という態度をとってはいけない。自分から情報は掴みにいく姿勢を持つこと。
- 転ばないように、は完全に防ぐのは無理。でも、落ち着いてゆっくりゆっくり歩けば大丈夫。(万が一転んで人に迷惑をかけた場合は、素直に謝罪。先輩や上司にすぐ報告。指示を仰ぐ。←自分の判断が間違っている場合が多いため。決して自分は悪くない、という態度はとらない。どうすればいいか、頭の中で対応策を考える努力は行う。)
- 仕事内容がわからないときは、出来るだけ面接で聞ける部分は聞く。(表面しか見えなくても、私みたいに無知すぎるよりはマシ。)
- お店なら、客として来店してみて、店員がどういう仕事をしているのか。などを観察してみるのも手。「無理そうだな―」とか思ったら省くのも場合によってアリかも。
他にもいろいろ考えられます。
でも、これは今だから冷静に考えることが出来た内容です。
当時は、全てが初めてで、想像力の苦手さや経験不足などが際立ってしまった結果です。
抽象的な反省になりますが、今後も気を付けていきたい部分です。
まとめ
今回は私の、「どうしようもなく恥ずかしい過去/飲食店のホールをやった際の失敗談」をお話しました。
仕事って奥が深いですね。。ブログと元からやっている仕事をやっていても、そう感じさせられます。
Twitterのあるフォロワーさんが言ってました。
「ブログは仕事!だから時給が発生してるつもりでやる!」、と。
良い言葉だなぁと思います。私も見習わなきゃ!と思いました。
今回はフォロワーさんの名言を最後に終わります。
ここまで読んで頂きましてありがとうございます♪