こんにちは!ぜろねこ(zero0necco280)です。
今回は、発達障害を持つ自分の息子に関して書いてみたいと思います。
- 診断名「自閉症スペクトラム(ASD)」
- 「知的・精神遅滞(知的な部分と精神的な部分の発達に遅れがみられること)あり、知的障害・中度」
「ADHD(多動)」の併発可能性あり(2019/3/08追記:新たにADHDを追加診断されました。)
診断の見解は、医師によって全く異なることが多いです。
専門的な説明は、専門家の方の監修されているサイト様がとても役立ちます!
以下にリンク貼っておきます。
それでは、以下で詳しく見ていきたいと思います。
Contents
息子の症状の一例
知的&言葉&精神の遅れがみられること、自閉的傾向が見られることから「知的と精神の遅れを伴う、軽~中度の自閉症スペクトラム」と診断されました。(後にADHDも診断済)
幼少期の3歳~小2までの、気になった特徴(専門家などの指摘項目を含む)をまとめてみました。
- 初めてのことに物凄く不安を覚える
- 急な予定の変化にパニックを起こす
- 好きなことへのこだわりが強い
- パターンがわかると安心する。→できるようになる
- 偏食がある
- 大きな音が苦手(怖がる、人よりうるさく感じるらしく、耳をふさぐ、びっくりする。)
など・・大まかに挙げてみたところ、こんな感じです。
以下で詳しく見ていきます。
初めてのことに物凄く不安を覚える
これはまだまだ今でも健在です。
今後もずっと付き合っていく特徴のひとつなんじゃないかなぁと思います。
具体的に何が起きるかというと。学校の勉強を例に挙げます。
- 初めて勉強する内容だ、とわかると不安になり断固拒否
- 初めて行う事が予測できないので不安になる(暗闇にいる不安に近い?)
参観日などでは、学校の先生がどう勉強を教えているのか、実際目の前で伝えて頂いています。
そして。家庭学習の際は少し工夫して行います。
- 復習中心。予習は殆どしない
- どうしても、新しいところを教えたいときは、今学習している場所と少しでも関連している要素がある単元を教える。
- 「できる部分が少しでもある」、という安心感から新しい単元でも、不安感を少なくして取り込むことが出来るから
- ニガテな部分はどこがニガテなのかきちんと見極める。
- つまづいている部分を明確にするため、一度一人でやってもらう。
- 勉強が理解できていないのか、不注意からの特性なのか、集中力が途切れているのか、筆圧が難しいのか、などいろいろ考えられる理由があるのでそれをひとつひとつ見極めていく。
子供に付きっ切りになるので大変ですが、「出来るようにするためには仕方ない・・・。」、と思って付き合います。
もちろん本人の様子も確認しつつ・・なので大変ですし、なかなかうまくいくときばかりではありません。
ただし、本人は出来ることが少し増えるだけでも「安心感」が生まれます。
なるべく少しずつでも、できることが増えていけばいいですね(;^_^A
急な予定変更にパニックを起こす(保育園年中~小学1年頃)
今はだんだんと落ち着いてきましたが、保育園~小学校入学当初は、急な予定変更になるとパニックを起こして、先生に対して怒ったり泣いたり、時に叩いたり・・・ということはしょっちゅうでした。。(-_-;)今思うと本当に頭が下がる想いです。
- 好きな科目「国語」と「算数」が、行事の前などでつぶれるとパニックを起こす
- 本人の気持ちは、「期待を裏切られたような絶望感」「消化不良な気持ち」「悔しい、や怒り、悲しみ」の気持ちが混合して出てきている様子である
- 行事前は特にパニックを起こしたり、情緒不安定になりがち。
家でもそういったことは何度もあったので、伝えれる情報は事前に伝えておくようにしたところ、だんだんパニックを起こすことも稀になりました。
本人のケアもしつつ、叩いたりしてはいけない旨はきちんと叱る。伝える。
このバランスが難しいと思います。(-_-;)でもやっちゃいけないことはいけないです。
ただ、小学校に入って3年も経つので、ある程度本人も何が起こるのかパターンで覚えてきたんだと思います。その安心感があるか無いかでも違うようです。
好きなことへのこだわりがある(ほぼ一時的なもの)
好きなことへの執着がすごいです。それもブームがあり、期間限定のものが多いです。
だけどずっと好きなモノもあり、それは長年変わっていません。
- スタバのロゴが一時期お気に入り。家にある数種類のスタバのマグカップを並べたがる。また、スタバに行くと飲みかけのカップやパンフレットを持ち帰って、新たに並べようとしたがっていた。(今はありません。)
- 高速道路が大のお気に入り。遠出の時は通らないと、不機嫌になる。(メンタルは落ち着いてきたので、通らなくても大きなパニックは起こさなくなった。)
ただ、本人はかなり忘れっぽいらしく、そこまで物事に執着する期間も長くありません。
これが救いでもあり、忘れっぽくもあり、いいのか悪いのか・・・。。といったところです。
偏食がある(~小1まで)
割と「食わず嫌い」が多かったと思います。見た目がおいしくなさそうだと断固拒否です(;^_^A
あと、ミックスベジタブルなどの凝ったごはんは基本的にあまり好きではありません。
それよりも、シンプルな白ごはんやチャーハン(なぜかチャーハンはOK)、ハンバーグ、など、視覚的に見てわかりやすい(子供でも何のメニューかわかるもの)が好きなようです。これも一種の安心感もあるんだと思います。
ファミレスのお子様ランチは大嫌いです。ゼリーは食べないし、ミックスベジタブルだらけのチャーハンは食べれませんでした。おもちゃは興味無いし、食べれるものが全くありません。
見た目がごはんのはずなのに、彩り豊かな不思議なモノが沢山載っているお子様ランチが、本人にとっては「奇妙なモノ」の認識です。
お子様ランチに目を輝かせる子供たちとは真逆でした。
びっくりドンキーの子供用ディッシュメニューは、必要なものしか載っていない(ごはん、ハンバーグ、野菜サラダ&トマト)のです。本人にとっては、シンプルでわかりやすいほうが安心感を覚えるらしいです。(そしてびっくりドンキーは美味しい。)
小学校入学当初も、偏食が激しい上にパニックばかり起こして、先生からの連絡帳はびっしり書かれてきていました。。(-_-;)今思っても、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。
けれど、何がきっかけになったのかは謎なのですが、ある時期を境にとても大食いになりました。給食は毎回完食できるようになりましたが、場所を変えると、今でも偏食は残っています。
言葉の遅れが著しい
発達障害の診断になったきっかけが、「言葉の遅れ」です。
2歳になっても簡単な2語文しか話せませんでした。その位になると、周りの2歳児は物凄くおしゃべりが上手な子も出てきます。
正直、物凄く焦りました。
絵本の読み聞かせだってしているし、世間で「良い」と言われていることはみんなやっていたのに、です。
遅れはありつつも、幸い年を重ねるごとにスローぺ―ス&自己流で言葉を少しずつ吸収し始めてきてはいましたが、どうしたらいいのか、わからないまま私自身が混乱していました。
小学校に入り、国語を習ったことで少しずつ色んな言葉を覚えていきました。
今ではたどたどしく、不自然な日本語ですが、自分なりに言葉にして簡単な会話は出来るようになりました。大人の言っていることも割と理解出来ます。
これでも、以前では考えられないくらい会話が出来るようになりました。
その為か、久々に会ったお友達や先生は驚いてくれるのが救いです。(難しい会話や概念はまだまだ理解できません。)
また、精神的な部分も周囲の小3より幼さがだいぶ残っています。(保育園年中~年長くらいだと思う。)それでも間違いなく成長はしていますので、前向きに捉えることにしています。
大きな音が苦手
聴覚過敏なのか、打ち上げ花火の音や運動会のピストルの音がダメです。
突然「バン!!」と鳴り、あたりに響く音にビックリするようで耳を塞ぎます。
今は本人もある程度何が起こるか予測できるので、耳をふさいで「うるさいね~(笑)」とごまかしています。(内心は嫌なようです・・汗)
2~3歳のときは、新幹線に乗っている時の音がダメでした。
暗い中、トンネルの中を走る区間がニガテだったようです。怖かったんだと思います。(^^;
まとめ
今回は私の息子の主な発達障害の特性を書いてみました。
まだまだ細かく見ていければ沢山エピソードは出てくるかもしれません。(私が忘れたこととも含めて)
ですが、やはり書いていて思うのは、「わたしと息子は、とても良く似ている 」という事実です。
発達障害の親子同士にしかわからない感覚、ってやっぱりあるような気がします。
こんな時、少しでも「息子のわからない、が理解できる自分で良かった」と.珍しく前向きに思えます。
ここまで読んで頂き、どうもありがとうございました♪