発達障害。でも、猫のように、私らしく。#ねこあこ
ADHD

【ADHD編】大人の発達障害の方にオススメの本3選

こんにちは!ぜろねっこ(@ray0_nya3)です。

今回は大人のADHDの方にお勧めしたい本を3つご紹介します。

  • 「ADHDってそもそも何?」
  • 「ADHDが何かはわかった。主な対処法が載った本は?」
  • 大人のADHDの人が子供の時は、どんな様子だったのか。また、大人になってからはどう対処しているのか。

を知りたい方向けにぴったりの書籍を選んでいます!

勿論、それ以外でご興味ある方も是非覗いて頂きたいです( *´艸`)

それでは、はじまりはじまり~♪

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ADHDにオススメの本3つ(微妙に4つ)

発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術

この本は、タイトル通り「すごい」です。(笑)

なにが凄いか・・・というと、以下に載せてみます。

この本で特に印象に残った場所。
  • 「休みが大切な理由」
  • 「メモの取り方(キレイに書くな。)」
  • 「薬を飲み忘れた時はどうするか」
  • 「眠れないときはどうするか」
  • 「会社は部族である。」(マサイ族、などそういった部族のように、決められたルールや掟がある、一種の集団だと考えよう!→たとえが物凄く逸脱)
  • 茶番センサーをやめろ(←就活のルールが茶番だ、仕事の飲み会はくだらない、茶番だ。など、色々と茶番と捉えるをやめるだけでうまくいく、という話。)
  • ADHDに相応しいカバンってなんだ?

といった、「ADHDあるある」の細部の悩みまで彫り込んだところです。

ここで私が、なぜ「ADHD限定に絞って話をするのか」というと。

著者の借金玉さんがADHDだからです(ご本人曰く、ASD傾向もあるようです)。その為、本のタイトルは「発達障害者」となっていますが、内容はADHD向けのものが多い気がします。

もちろん、定型発達者の多くの人にも当てはまる内容(片付けが苦手、休むのが苦手・・など)になっています。なので、当事者以外の方も面白い発見があるかもしれません。

(2019/01/21追記)この本を読んだ私の中での変化…部族の掟/茶番は茶番ではない

「会社は部族である」、茶番センサーをやめろ。は特に考えさせられます。

私も、会社の飲み会や、挨拶を返してくれない先輩や上司に挨拶を返す意味がわかりませんでした。

  • 仕事以外の時間に、なぜ飲み会なんて、行きたくないものに何故行くのか。
  • 挨拶を返さない…小学生にすら「挨拶を言え」、と教えるのに大のオトナができていないのが許せない。→極論、「バカバカしい=すべてが茶番」と思ってしまう。
  • 悪くないとしても何故謝らなければならないのか。納得が行かないと出来ない。

とにかく白か黒で、心から納得が出来ないと行動したくないんです。

  • 会社は部族のようなもので、それぞれの部族の掟がある。

と言われたら、一瞬で納得出来ました。(社会的にタブーな掟は省く)

また、挨拶を返さなかったりする先輩や上司がいる場合でも、「この会社で貢献して役に立っていたり、この人にも尊敬に値する部分はあるんだ」と考えると、返されないとわかっていても、「あぁこういう人なんだな」、と受け流せるのが身についてきました。

「挨拶」と「お礼」は見えない通貨みたいなものだ。

「とにかく払おう」と必死になった。最初のうちは、「丁寧すぎる」とか「そこまでやられると気持ち悪い」と言われたけれど、やらないよりはずっとよかった。(中略)

僕の勤める業界は、どちらかと言えば「成果さえ出せば後はなんでもアリ」の世界なのだけれど、僕はとりあえず会社の全員に「敬意を見せる」ことに徹した。「あなたを尊重し、敬意を払います」ということをとにかく大事にした。

引用元:https://tenshoku-web.jp/buzoku_two/

上記の内容は本にも詳しくまとまってありました。

借金玉さんほど、人に好かれようと徹するように立ちまわるのは本当に大変な事です。

でも、必死だったらそんなこと一々気にしていられなくなる。

もし明日のご飯がこれで食べられるかもしれない、というのなら、不気味がられてもやる価値は存分にある、と少しだけ納得ができました。(ただ、あんまりむかつく人相手だと無理かもしれません。人間あまり出来ていないもので・・。)

頑固過ぎて面倒臭い私の考えを変えてくれる言葉、というのは中々出会えません。借金玉さん、ありがとうございました。( ;∀;)

発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた理由

ネガティブすぎるモデル」で一躍有名になった、栗原類さんの著書です。

幼いころ、ADD(注意欠如障害)と診断された類さん自身について触れた内容となっています。

ADDとは→注意欠如障害。ADHD(注意欠如多動障害)の一種。忙しく動き回る「多動症状」が殆ど見られない人に、多くつけられる診断名。

モデルの仕事を、幼い時から経験している類さん。仕事中のプロ意識がどう育ったのかが必見です。

発達障害を持った方に向けてのサポートの仕方が参考になります。

お母様自身の対応の仕方が、とても勉強になるので何度も読み返しています。子を持つ親なら当たり前なのかもしれませんが、その「当たり前」って難しいですよね。

また、栗原類さんのお母様もADHDを診断されています。しかし読んでいると、とても頭の良い方で・・・個人的にはうらやましいです。(笑)

本の文章は、栗原類さん、類さんのお母様、主治医の先生の3人の文章で構成されています。なので、人によっては少し混乱するかもしれません。

しかし、面白いのが3人の視点で書かれているので、「全く感じ方が別だ」という点にも注目するべき本です。

特に心に残ったところ、共感したところをまとめます。

この本で特に共感した箇所の一例
  • 栗原類さんは幼い頃、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」に出てくる魚のキャラクター「ドリー」がお気に入り。でも「ドリー」は起こった出来事をすぐ忘れてしまう特徴がある。類さんのお母様は、「類もドリーなんだよ」と伝えてきた。(類さんも、ADDの症状で、すぐ忘れてしまいやすいため)
  • お母様のセリフ。撮影現場では「まだ?」「疲れた」「何時?」は言ってはいけない、という短い言葉での約束。(短い言葉なら、忘れやすい類さんでも思い出しやすい)
  • 表情を作るのが苦手な類さんに対し、DVDなどを一時停止しつつ、映画ドラマの登場人物がどんな気持ちなのか?と常に考える機会を与えていた

あまり書きすぎるとネタバレになってしまうので、ここまでにしておきます。(^^;

正直この本は、先日書いた「発達障害の育児オススメエッセイ集」の記事に載せようか迷いました。しかし栗原さんの本は、大人のADHDやADDの方にも役立つ項目が沢山記載がありました。

ですので、今回の記事に載せることにしました。

それくらい勉強になる内容が盛りだくさんの本です。

また、漫画版の本「発達障害の僕が羽ばたけた理由」は、より当事者向けに読みやすくなっています。

(2019/01/21追記)この本を読んだ私の中での変化・・どの場面でも謙虚さは大切

この本で特に私が勉強になった部分は、栗原類さんのお母さまが、類さんに教えていた1コマ。

幼少時からモデルとして、プロのスタッフや業界の方々と共にお仕事をしてきた類さん。

「モデルは主役じゃない、周りのスタッフの方々はプロなのよ」と言われて育ってきたという場面が印象的です。

モデルって自信を常に忘れない。

そんなイメージを持ちますよね?(実際に謙虚と自信は紙一重だ、と気づいたのは最近です。)

類さんが「謙虚さを忘れないように」、と教えられているシーンは、実際に常に忘れてはいけないな、と感じます。

わたしは類さん程、モデルのような目立ったこと経歴などもありません。自己肯定感も元々低いです。

じゃあ「物凄く謙虚か?」と聞かれたら、「NO」と答えるでしょう。

少しでも何かが上手く行った時は、高慢になって自己完結したくなります。延々と同じことが続いていくのが嫌なんです。

でも、それってなにも学べないし、何も変わらないことを身をもってどんどん経験させられます。

次にどう活かしていくか」を考えないからです。

謙虚な人は、常に自己満足をしないで考えます。

類さんの「ネガティブすぎる」と言われてきた背景は、実は裏に昔からずっと守ってきた謙虚さが滲み出ているからなんでしょうね。

私も彼並みになるのは難しいかもしれませんが、いつもいつも気を付けていたいと思っています。

マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド

この本はタイトル通り「マンガで」ADHDをわかりやすく解説してくれる本です。

マンガだとADHDにはすんなり入れる人も多いので、とても読みやすい本なのでは?と思います。以下のような方にオススメです。

この本を特にオススメする人
  • ADHDの全体像をわかりやすく理解したい方
  • ADHDがなぜ周りに理解されにくいのか
  • ADHDのどの部分で、当事者はつまづいて困っているのか
  • 困りごとの具体的な対処法はあるのか(ただ、様々な症状の対処法に関しては、一番最初にご紹介した借金玉さんの本が具体的で実践しやすいです。)

基本的な知識かもしれませんが、

  • ADHDがなぜ周りに理解されにくいのか
  • ADHDのどの部分で、当事者はつまづいて困っているのか

に関してわかりやすく解説した本は少ない、とわたしは思います。

 

まとめ

今回は、初めての方でも読みやすく、また大人のADHDの方に特に役に立つ本を3つご紹介いたしました。

  • 「ADHDってそもそも何?」→「大人のADHDコントロールガイド」
  • 「ADHDが何かはわかった。主な対処法が載った本は?」→「発達障害の僕が『食える人』に変わった仕事術」(借金玉さんの本)
  • 大人のADHDの人が子供の時は、どんな様子だったのか。また、大人になってからはどう対処しているのか。→「発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた理由」(栗原類さんの本)

 

同じ発達障害者向けの本でも、中身は全く違うので、どの本が自分に合うかは読んでみなければわかりません。

今回の記事は、「何の本を読もうかな?」といった疑問へのちょっとした助け舟になればいいなぁ。と思い書きました。

後日もう少し、記事を手直しして見やすくしますので少々お待ちくださいませ。。。

今回の記事はこれで終わります。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。この記事が少しでも、お役に立てますように。

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