こんにちは!ぜろねこ(zero0necco280/@ray0_nya3)です。
発達障害者は「休日の多さを目標に働いた方が良い」とよく言われます。
ですが、職場によって職場によって休日の数も違いますし、勤務時間だって全く違いますよね?
また、休日の量や発達障害者に合う勤務時間帯とは、一体いつなのでしょう?
今回は「発達障害者が苦手な勤務時間帯/休日の量はどれくらいあれば最適なのか?」をテーマに、わたしの体験談を少し交えて挙げていきたいと思います。
Contents
私が苦手だった勤務時間帯
フルタイム週5~6(平日+土曜仕事)
仕事自体がしんどい場合
フルタイムで仕事が何日も続くと、皆さん間違いなく疲れてしまうのではないでしょうか?
仕事時間が長いと、プライベートの時間もだいぶ限られてしまいますよね。
その結果、必然的に疲れをとる時間も、極端に少なくなってしまいます。
週5日以上、フルタイム勤務は日数も多いですし、週末に近づくにつれ、どんどんしんどさは増してくるのは間違いありません。
わたしもこの日数と時間帯で約2年ほど働いた過去がありますが、水曜~木曜あたりになると体にガタがきていました。(-_-;)
結構メンタルもすり減らしていたので、あまり思い出したくありません。
仕事が好きで週5日も苦じゃない場合
仕事が楽しければ、週5日出勤も有意義な毎日になるのではないでしょうか?
ですが、「体力が週5日も持つのだろうか?」という不安があります。
仕事が好きすぎる場合、発達障害者はかなり無理をする可能性があるのです。
- 自分がやり過ぎていないか、客観的に冷静になれるスキル
- 適度に休む時間を取る、休んでいいと自分に許可出来るスキル
この辺も大切なのかな?と思います。
わたし自身、客観的に冷静になれるスキルは、8年近く務めた短時間の接客業で、ほんの少しだけ(たぶん5パーセントくらい…?)身に付けられたような気がします。
マンツーマンで、色々な方とお話させていただく機会が多かったため、コミュ障気味なわたしでも、無理やり鍛えられたのかもしれません。
その時に薬(コンサータ)を飲んで、自分をコントロールすることを多少覚えたのが大きいです。
ADHDの薬「コンサータ」を半年飲んだ感想。変化や効果、副作用など
シフト制などの時間が変則的な仕事
シフト制は、主に時間帯や曜日、休みの日も不定なので生活リズムが乱れがち、というデメリットが大きいです
あなたは子供の頃、夏休みに入った時につい、遅く寝る/早く起きることはありませんでしたか?
生活リズムが不規則になると、疲れがたまりやすい、眠すぎる、頭がいつも以上に働かない、だるくなる・・・といった経験をされている方も多いと思います。
わたしも、夕方~夜にかけてのシフトと、朝からのシフトで合わせて4パタ―ンのシフトがある職場に勤めた時期がありますが、とにかく体の調子を整えるのが大変でした。
特に、夜遅く帰ってきて、翌日の早朝から仕事・・・という時は睡眠時間も足りなかったし辛かったです。
何より寝不足や早朝に起きると、気持ち悪くなる体質なので、無理がありました。。
朝5時に起きて、出勤時間が7時以降の方は、本当にすごいと思います。
(私は一眠りしないと、眠すぎて仕方がないです。)
「甘えている」、と言われてしまいそうですが・・・なぜかいくら寝ても眠くてたまりません。
そこで、だいたい朝のドタバタ~仮眠をとって脳や気持ちを切り替えることが許される、朝11時以降の出勤の仕事を2、3度選んでいます。
これだけでも、だいぶ体への負担は軽減されます。
通勤途中に、寝れる環境を作っておくのも手段のひとつです。
都会のように人が多く席の空きが無い地域、逆に、公共交通機関があまり活発ではない場所はもう少し一歩工夫が必要かもしれません。
ただ、それ以外の場所であれば、私の場合は目をつむっているだけでも脳が物凄く休まります。
発達障害者に関しては、特に規則正しい生活が大切ですので、あまりにも変則的なシフトを組む職場は個人的にオススメしません。
休みばかりで、出勤日と出勤日の間が空きすぎる
「体調も日によって変わる、ならば休みが多いなんていいじゃないんですか?」と聞かれてしまいそうなので、先にお答えしてしまいます。
休日ばかりですと、仕事していた時の感覚を取り戻すのが大変です。
体に覚えこませるタイプの仕事だと、特に仕事時の感覚(オン)の状態を取り戻すのにかなり時間がかかります。
家で業務内容を復習していっても、いざその場になると体の反応は鈍すぎる・・・。
そんな事を何度も痛感させられてきました。
また、休みと仕事、オンオフの切り替えが実はわたしはとてもニガテです。
休みモードから仕事へ、仕事から休みモードへ。
一日だけの休みなら、脳を切り替えるのが忙しいですし、間が空けば感覚を取り戻すのに時間がかかる。
なので、調度いいリズム感がある位の出勤数と、休日数が示されている職場が最適です。
夜勤
夜勤はやったことは無いのですが、おそらく自律神経ボロボロ&精神ボロボロになるのが目に見えているのであえて選んではいません。
もともと夜ずっと起きていると、朝方吐き気がしたり、肌が敏感になりすぎて全身に蕁麻疹がでるのはしょっちゅうです。
ただでさえ、体調を崩しがちな体なのに、これ以上崩しやすくなったら・・・と思うと、大きな賭けをするような気持ちにさえなります。
そういう理由で、夜勤はあえて選んでいません。
私は夜勤で働いたことが無いのですが、「逆に夜勤に合うような人ってどんな人?」と思ったので少し周りも含めて調べてみました。
すると以下のような結果になりました。
- 夜になると元気になるタイプの人には合うかもしれない
- 朝起きるのが苦手
- あまり人と話したくない
と、いう人には夜勤は物凄く合っているようです。
いずれにせよ、自分に合うか合わないかは実際にやってみないとわからないですし、夜勤は手当がつく分、お給料も高めに設定されていますので、一度チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
休日の量はどれくらいあれば最適か
これは、仕事内容や職場環境、人によるかもしれませんが、わたしの経験上は、以下のくらいが、「無理しないで働けるペースなのかな?」と思いました。
特に、オンオフの切り替えが下手すぎるので休みの日の過ごし方はとても大切です。
以下は私がちょうどいい、休日のペースです。
- 連勤2日に休みを2日ほどはさめる仕事
- 休みの曜日が決まっている仕事
- オンモードから一日目はじょじょに、オフモードに切り替え、二日目は完璧にオフにして気力を蓄える→また仕事に向けて気持ちを引き締めていくことができる
条件が多すぎて、とっても我が侭を言っているようですが、やはり限られた体力で働くにはこれ位の量が自分を保って働ける量です。
もし、長時間拘束などだったら、「いかにプライベートを過ごすのか」、「仕事中、疲れないためにはどうすればいいのか?」に色々な方法を試してみるしかないです。
オンオフの切り替えは、これからも長い付き合いになる特性だと思うので、慎重に行っていきたいと思います。
自分にあった職場を求めに、転職することは不真面目なのか?
わたしは、「不真面目では無い」と断言致します。
なぜなら、発達障害者の場合は「体調不良を常にかかえている」、「オンオフの切り替えが苦手」、「体が疲れやすい」・・・など、沢山の重りを抱えて生きているからです。
- 仕事内容
- 生活リズムは規則正しく送れるか
- 休みがきちんと取れるかどうか
この辺も実は、仕事をしていく中で大切になるポイントだと思います。
また、転職を繰り返して、様々な職場に勤める中で、忘れてはいけないことがあります。
「自分が過ごしやすい生活の仕方」、「息抜きの仕方」、などを常に探っていく必要があることです。
少しでも、何かいい方法が見つかればマル。
そして、自分が少しでも生きやすくなる方法をひとつひとつ、人生の選択肢として探っていくのも生き抜く方法だと思います。
まとめ:自分なりの工夫を増やすことで、少しでも働きやすい
- 職場や仕事内容、時間帯や休日の数などにより、大きく生活リズムが変わる
- いろいろな職場を転々とすることは、不真面目じゃない
- 自分に合った職場、勤務パターン、休みの取り方などを知っていけるチャンスである
- 工夫+周りへの周知=自分の心身の調子などが、少しでもラクに出来るすべをいろいろ試してみて、自分に合うと手探りしていく。
どの職場に行っても、「自分の体がラクになれる手段」を、ひとつでも多く見つけていきましょう。
以前より、ずっと生きやすくなる方法/選択肢を増やすことができます。
それは、人生の武器をひとつ増やしたも同然です。
生きやすくなる武器が多ければ多いほど、発達障害者は自分を守るための盾も、生き抜くための知恵も手に入れたようなものです。
少しずつでもいいので、自分がラクに過ごせる方法を見つけていってしまいましょう。